超絶スピン集
◆◆◆ビールマンスピン◆◆◆
フリーレッグを背中から頭上に伸ばし、手で伸ばしたフリーレッグを掴んだ姿勢で行うスピン。デニス・ビールマンにちなんで命名された。
左:『仮面舞踏会』での両手ビールマン。右は『鐘』での片手ビールマン。
「片手ビールマンは表情が苦しそうで美しくないから、両手にすれば良いのに」と言った人がいましたが……なるほど浅田選手には表現力はないとして、キム選手を絶賛するわけですね。
私はこの鐘の片手ビールマンは、胸に手を置き、天に向かって苦しげに何かを叫び、祈っているようで、すごく好きなのですが。
黒い練習着で、曲なしでスピンやスパイラルを練習していても、浅田選手の場合はショート・フリーどちらを練習しているか、表情や手の振り、指先までの使い方で分かります。
こういうのを表現力と言わずに何と言うのでしょうか?
逆にキム選手が黒い服でスパイラルをしているのを見て、フリー・ショートどちらの練習をしているか分かる人がいます?
↑浅田選手がビールマンを練習している時に、何故か側に寄ってきたキム選手が同じビールマンを始めました。異様な光景です。
2人とも黒い衣装で、並んで同じ演技をすれば、優劣がはっきりと見えてしまいます。
柔軟性があり、軸がしっかりしている浅田選手に対して、自分の方が見劣りしてしまうとは思わなかったのでしょうか?
キム選手はいつもこうして練習中に他の選手を威嚇するようなことをしますが、もっと自分の練習に集中した方が良いと思います。
◆◆◆Y字スピン◆◆◆
フリーレッグを横から高く持ち上げ、体がアルファベットの「Y」の字に見える状態で行うスピン。
『鐘』は怖いくらいの迫力です。
これを「浅田は無表情で機械的に滑っているだけ」と評する方には眼科受診をオススメします。
↑EXのカプリース……扇子をうまく使って、色々な表情を見せてくれます。
右は
◆◆◆レイバックスピン◆◆◆
アップライトスピンの姿勢で上体を後ろに反らしたまま行うスピン。フリーレッグを手で掴んだ場合は、キャッチフットレイバックスピンと呼ぶ。
腕の伸ばし方など、バリエーション多彩!!
左はハーディング・キャメル?
右は上体を横に反らした体勢で行うサイドウェイズリーニングスピン。
◆◆◆ドーナッツスピン◆◆◆
キャメルスピンの姿勢から体を反らし、手で伸ばしたフリーレッグを掴んだ姿勢で行うスピン。上空から見た際にはドーナッツ状になる。
◆◆◆シットスピン◆◆◆
軸足を曲げ腰を下ろしフリーレッグを前に伸ばした姿勢で行うスピン
腰の位置が低い!!ここまで下げるのは苦しいですよ!!
右の『鐘』では左手でかかとまで掴んでいます。
しかも、軸が全くブレないんです。
OP金メダリストの方は腰の位置が高くて、トラベルが激しいですよね。
「あげひばり」の頃から進歩していない感じです。
◆◆◆パンケーキスピン ◆◆◆
シットスピンの姿勢から、フリーレッグを軸足の膝の上に乗せ、その上に上半身をかぶせたスピン。
これも手の伸ばし方がいろいろありますね。『鐘』では両手を組んで上に突き上げています。難しいですよ、これは!
浅田真央選手のスピンは本当に多彩で美しく、完成度が高いです……!!
腕の伸ばし方、指の先にまで気を使って、表現力豊かです。
15歳の頃の真央ちゃん......ふふっ、かわいいけど、19歳の真央ちゃんは美しく優雅に進化しましたね。